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フィリピン・マニラ近郊の市長に中国人スパイ疑惑 欧州や豪で続々とスパイ疑惑 日本は大丈夫なんでしょうか?

フィリピン・ルソン島のマニラの北にあるバンバン市という小さな街が大騒動に巻き込まれています。
 今年3月、オンライン・カジノ会社にフィリピンの警察当局が強制捜査したところ、人身売買や監禁の疑いで摘発されたそうです。そして、その犯罪グループの拠点となった土地の半分をアリス・グォという市長が所有していたことから発覚しました。グォ市長はフィリピン生まれのフィリピン人だったはずなのですが、マルコス政権が調べたところ、グォ市長の指紋は、2003年にフィリピンに入国した福建省出身の中国人のものと一致したのです。グォ市長はフィリピン人の父親と中国人の母親との間に生まれたハーフだと主張していますが、「中国人の母親とは子供のころに別れてから一緒に生活したことがない」と話しています。
 当局は03年にフィリピンに提出された、入国の際のビザ申請書類に中国名「グオ・ファピン」(郭華萍)とあり、両者の指紋が一致していることから、同一人物である可能性が高いとしています。
 13歳のときにフィリピンに入国、何らかの手段を使ってフィリピン国籍を取得し、2022年に行われた選挙に当選しました。
 今、欧州や豪州では中国人スパイ事件が相次いで摘発されたり、報じられています。日本でも自衛隊基地や米軍基地の近くに中国人経営者の建物やマンション、家屋や店舗、再生可能エネルギー施設などが散見されます。それも韓国、タイ、スペイン、アメリカなど同じように再生可能エネルギー施設を経営している中国以外の国と比べても極端に多いのです。
 日本では2023年6月、産業技術総合研究所(産総研)で、上級主任研究員=当時59歳=が警視庁公安部に逮捕される事件が起きています。日本も中国のスパイによる諜報活動が日夜、行われていることはもっと日本人は知っておくべきだと思います。

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